Haruka Yamamoto
山本 春香
先端科学技術研究科
バイオサイエンス領域
花発生分子遺伝学研究室
私がNAISTに進学を決めた1番の理由は、研究テーマを選びなおせるという点です。NAISTでは入学後に研究室配属が決まるため、研究室訪問や基礎範囲の授業を通して、研究分野やテーマをじっくり考えて選択することが出来ます。そのため、広い視野を持って研究テーマを決めることが出来ました。また、他の大学へ進学をする場合、既存の輪の中に新しく飛び込むことになりますが、NAISTでは全員が同時期にスタートを切るので、人間関係の構築も含め、研究を行いやすい環境であると言えます。
穀物や野菜、果物はすべて植物がつける花から形成されています。つまり、花の産物が無ければ私たちは生きていくことができません。
果実や種子が正常に形成されるためには、自己複製能、多分化能を持つ幹細胞が適切な時期に停止される必要があります。
そこで私たちの研究室では、幹細胞の制御に深く関わる、遺伝子の転写制御に影響を及ぼす「エピジェネティック修飾」「植物ホルモン」を主なテーマとして、
花の形づくりの仕組みを明らかにすることを目指し、日々研究を行っています。
研究室の人数(単位:人)
教授 | 助教 | 技術補佐員 |
博士後期課程 | 博士前期課程 |
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1 | 3(1) | 7(7) | 7(1) | 12(4) |
※人数横の()内数値は女性の人数
【第42回日本分子生物学会】@福岡
伊藤研ではM1学生全員が、12月におこなわれる日本分子生物学会で発表します。学会発表に向けて計画的に実験を進めるだけでなく、ラボセミナーでの発表や先生とのディスカッションを通して、必要なスキルを高めました。その結果、とても充実した発表ができ、他大学の先生にも高い評価を頂きました。
4日間に渡って学会が開催されているため、夜は研究室の学会参加メンバーでご飯に行き、観光気分も味わうことが出来ました。
NAISTから車で20分ほどのところに住んでいます。大阪、京都に30分ほどで出られます。アルバイトができるお店も近いです。
普段は家で自炊を心掛けていますが、定期的に寮に住んでいる友達に寮の各棟1階にあるラウンジを借りてもらってみんなでお鍋や餃子を作ったりしています。
NAISTの女性の割合は約2割と聞くと、不安に思う方もいらっしゃるかも知れません。しかしバイオサイエンス領域は学生の約3割から4割が女性と、比較的多いです。また、入学後にオリエンテーションや授業などもあるため友達を作る機会には恵まれています。学内の施設も充実しており、女性休憩室や保健管理センター、オートロックの宿舎等もあるため、安心して研究に専念できる環境が整っています。
女性だからという理由で院進に抵抗を持つ方は少なくないと思います。しかし“自分のやりたいこと”を信じて、後悔の無い選択をして下さい。そしてもしその選択がNAISTだったなら、NAISTは必ずその選択を応援してくれると思います。
(令和2年7月)